準備
名前:atushi日付:2016/04/17 17:09:31
九山に向けた練習、新歓お疲れ様です。
特に新歓では、ななちゃんを中心に新二年生のみんなが頑張っていてくれています。ありがとう。すっかり先輩らしくなっているね。
今回は❝準備❞というテーマで日誌を書きたいと思います。
まずはコンディショニング
大きな怪我人がいない中で臨める九山は久しぶりです。それぞれが怪我の予防などに努めてきたからこその今だと思います。残りの練習でもしっかりと気を引き締めて、九山の決勝が終わるまで誰も欠けることがなく、最高の結果を残せるよう頑張りましょう。そのためにも大会前、大会中の体のケアは各自が責任を持ってやりましょう。大会期間中はマネージャーさんの力も借りれることはとても幸せなことですが、まずは個々人のケアができていないといけません。
次にプレーについて
これから個人、組織的に技術がアップすることはなかなか望めません。でも気持ちの準備はたくさんできます。
かんたが昨日の練習後にも言っていましたが、ラグビーは結局接点です。気持ちに関してはかんたが日誌でも書いていてくれていました。昨日の沖国との練習で翔太や幸平が熱いタックルをしていました。二人はフルコンタクトの練習に入る時からしっかりと気持ちの準備ができていたのだと思います。綾太郎に発破をかけている翔太の後ろ姿は本当に頼もしかった。「翔太さんすごい」で終わるのではなく、「みんなが翔太になろう」を合言葉に大会に臨みましょう。
そして準備は試合が始まるまでではありません。
試合中にも準備できることはたくさんあります。最近自分がディフェンスを見ていて一番心配なのは、プレー中の連携のためのコールが少ないことです。相手のゲインラインブレイクは、たいてい、内側の人がボールコールや、「遅れた」などのコールを出していなかったり、一人でディフェンスをしようとしている選手の周辺で起きています。ラグビーでは一対一は断然オフェンスが有利です。それに対して二人、三人でディフェンスをしようとするのがウォーターです。昨日の練習でも言いましたが、ディフェンス時はどんなシチュエーションでもボールが動くたびにボールコールがあるのを当たり前にしないといけません。
とはいえ、みんなボールコール出す気がないわけではないと思います。ふとした時にプレーに夢中になっていしまっていることもあると思います。でもその一回のミスが失点や勝敗を分けることがあるということを忘れてはいけません。
ではどうすればいいのか。自分はその解決策は、「試合中に何度も確認をすること」だと思っています。スクラムの前、ラインアウトの前、などさまざまな試合の切れ間で、「○○ボールコール頼むな」、「いけるか、いけないか絶対言おうな」、「間抜かれはなしな」などということを、しつこいくらい言いましょう。試合中はみんな夢中になっているのだから、言い過ぎくらいで十分か、それでも足りないくらいだと思います。
その準備の声があったからこそミスを防げたり好プレーが出るというシチュエーションはたくさんあります。
例えばバックスリーのキックカウンター前にどういうアタックを狙うかという声掛け、キックが蹴られてから「余裕あるよ」という声掛け、キャッチするまでに次のプレーを事前に指示する声掛け、などなど。一つのプレーでもいいプレーをするための声掛けはいくらでもできます。
プロの試合でも全くミスをしないチームはありません。僕らも目指すのは、ミスをしないチームではなく、ミスすることを自覚して、それを最小限にするための準備を怠らないチームだと自分は考えています。
しゃべらない岩はただの岩です。翔太になろう。