一年生の人は初めまして。去年卒業した大地です。 今年もいっぱい入ってくれたみたいで良かった。西医体は見に行こうと思ってるんで楽しみにしてます。 ラグビーって始めたばっかだとどんなスポーツかよく分からないだろうと思うんで、ラグビーについて知ってる事を書いてみます。人から聞いたことが多いので、調べたらちょっとは違うかもしれないけど、まあ気にしないで下さい。 ラグビーってルールがややこしいって言う人多いみたいなんやけど、元となるルールは一つです。 「あっちの端までボールを持っていって地面に置く」 持っていけっていうルールなのに、前に投げたらずるいから反則。いや、今の投げたんちゃうねん、おとしてん、っていうのもなし。まあ前に蹴るんは許したろってなってるけど、最初から前にいる人に蹴ってパスするんはダメ。(それぞれの反則名は先輩に聞いて下さい。)ルールは全部そんな感じです。 あとは危険なプレーに対して色々名前が付いてるんやけど、昔はたった一つ、「人が人に対してしてはいけないことを反則とする」だったそうです。ずいぶん大雑把だけどこれで良いんです。 ラグビーにはローの精神って言葉があります。ぼくも聞きなれたルールって言葉を使ってるけど、ホントはラグビーではルールって呼ばずにローって呼ぶんです。書かれてないからいいや、じゃなくて何をいいたいか考えろってこと。 つぎにレフェリーについて。ラグビーでは審判の事をレフェリーって言うんやけど、もともとは試合する時にレフェリーなんていなかったそうです。お互いにルールを守ってやればオッケーってことで。 でもどうしても判定の微妙な場面って出てくるわけ。そこで試合することになった2チームのキャプテンが話し合って、立会人をつけることになったんです。どっちが正しいかもめた時、この人が判定してくれたんなら文句ないって両キャプテンが思える人に頼んで、その人をレフェリーって呼んだそうです。 今でもこの名残が残っていて、ラグビーの試合前にはレフェリーとの顔合わせがあります。ルールの確認をして、レフェリーに対して要望があれば言って、この試合のレフェリーをお願いしますっていうのが、たとえ練習試合でも必ずあるんです。 だからラグビーではレフェリーは絶対です。日本語ではどちらも審判だけど、野球なんかのアンパイアは判定する人、レフェリーは任された人っていう意味を含んでるんだそうです。アンパイアには判定について講義しても許されるけど、レフェリーにはダメです。だって自分がお願いしたんやもん。 最後に、運動服やのに襟のついてる変わった服、ラグビージャージについて。 ラグビーでは試合終了の事をノーサイドって言います。対戦相手は試合中はチームが分かれてるけど、終了の笛が鳴ったら敵味方の区別なし。お互いの健闘をたたえ、みんな仲間です。 親友が一気に15人もできたら当然飲もうって事になります。紳士の代表であるラガーマンはちゃんと正装してから飲み会っていうのが待ちきれません。 「じゃあスーツ着て試合したらええやん。」天才的なこの一言でラガーマン達はジャージに襟をつけることになったのでした。 チームメイトとも対戦相手とも仲良くなれるアツいスポーツ。思いっきり楽しんでください。 必須 2000文字以内 [bbs:youtube:(Youtubeの動画ID)]と書くとYoutubeの動画が貼れます。(例:[bbs:youtube:OQThUAQ0UN0])